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豊かさの本質

  • 執筆者の写真: なるせゆうや
    なるせゆうや
  • 2022年5月2日
  • 読了時間: 3分

【豊かさの本質】


心の話や生き方について、


人に伝えるようになった時のこと


僕は今でも覚えている。




あれは2012年の初夏だった。







シンプルに生きること。


心の声をよく聴くこと。


しっくりくるものを選ぶこと。




それらを大切にして、


実践することで、


僕は目覚ましいほど


より良い生き方ができるようになり、


心も軽く、平穏な心になっていった。




自分の心が調和に満ちることを


実感できる感動的な日々だった。





そして、その自らが経験した感動と共に


その学びを友達にシェアするようになった。





彼は熱心に僕の話に


耳を傾けてくれたから、



僕も嬉しくなって、


学んだこと、気付いたこと、


それらを惜しみなくシェアし話し続けた。





彼とは毎日のように


そういう心の話をした。




人生の話をした。


生き方の話をした。






初夏の深夜、


涼しい風の中、



僕の家の近くの自動販売機の前で、


ジュースを片手に、


お互いに今までの人生を語り合っていた。





その歩みの中から


学んだことや、気付いたこと、


どんな生き方をしていけばよいか



僕なりに分かったことを


彼に伝えていった。






そんな日々を半年ぐらい続けて、


気付いたことがあった。





僕は彼に心と生き方の話を


たくさん伝える度に、



彼に学びや気づきを


与えようとする度に、




一番、学び、気付きを得ていたのは


僕の方だった。





つまり、彼に心の話をするほど、


僕はその分野に対して、


さらに成長することができた。





よく、言われることに



『与える人が一番、


受け取ることになる。』



という言葉がある。





この言葉の意味を、


昔は半分しか理解してなかった。





愛を与えるものが


一番、愛を受け取ることになり、




相手を理解しようとすれば、


自らも理解してもらえることになる。





結局、自分が差し出したものは


そっくりそのまま、


自分に差し出されるものになる。





だから、僕は


人を愛する生き方をしたいと思った。




だから、僕は


人に喜んでもらえる


生き方をしたいと思った。





だから、僕は


人を許せる人になりたいと思った。





それは自分が相手に差し出すものが


自分が差し出されるものになるから。






ただ、これは精神的なことだけに


言えるわけではないということに気付いた。






心のことを教えるほどに


僕は心のことをより深く理解するようになり



みんなの人生をより良くしようとするほどに


自分の人生がより良くなっていった。





自分が他者に教えている分野が


結局、自分が最も


学び、成長する分野になった。






これを一言で言えば、




『学ぶから成長できるのではなく、


教えるから成長できる。』





ということだった。




『受け取るから豊かになるのではなく


与えるから豊かになる。』





ということだった。





感情的なことも、


教えることも、




自ら差し出すものが


自らに差し出される。





愛を出すほどに


愛は自分に集まってくる。




喜びを出すほどに


喜びは自分に集まってくる。




気付きを出すほどに


気付きは自分に集まってくる。






それに気付いた時、


僕は思った。





『世界はなんと豊かなのだろう。



与えることですら


とても幸せなことなのに、



与えるほどに


その豊かさは自らに集まってくる。



この世界はなんと豊かなのだろう。』





僕がこの人生において、


周りに与え続けたいと思った


一つのきっかけとなる


大切な気付きになった。




僕がこの人生を


貢献し続けることに生きたいと


思えるきっかけになった。






世界はこんなにも


豊かなんだと、


心から実感した。





そして、与えることで、


世界中のすべての人々が


みんな豊かになれることを実感した。






想像以上に、


この世界は素晴らしい。




想像以上に、


この世界は豊かさに満ちている。







 
 
 

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