楽しい人生の上を行く生き方
- なるせゆうや
- 2022年6月22日
- 読了時間: 4分
【楽しい人生の上を行く生き方。】
音楽を消して、
無音の中で、
ゆっくりと深呼吸をしていた。
目を瞑り、 静寂に静かに 耳を澄ませていると、 自分の心の声がよく聴こえてくる。 その静寂の中に響く、 心の声を聴いていると ふと、自分が完全に 音楽を止めた日のことを思い出した。 はっきりと覚えている。 あれは2011年の初夏だった。 当時はバンドメンバーが メンタル的な余裕がなくて、 活動を休止していた。 そこで、僕は半年ぐらい バンド活動を休んでいたけど、 ふと、『一人でライブをしてみよう』 と思った。 元々、当時の僕らのバンドは 少し形態が変わっていた。 ドラムは打ち込みの音源を再生し、 その打ち込みのドラムに、 ギターの音とボーカルを乗せる バンドだったから、 正直、他のパートを バックで再生してライブをすることは 容易かった。 だから、僕は一人のギターボーカルとして ステージに立ち、 ドラムや他のパートを 打ち込みの音源として流して ライブに出ることを決めた。 初めての試みだったから 準備も入念にやって、 久々の復活に ライブハウスの人も喜んでくれた。 ただ、一人でライブをやってみて 無事、終わった時にふと思った。 『あ、バンド止めてもいいな。』 それは自分が本当は 何を求めているのかに 気付いてしまったからだった。 一人でやるライブは 正直、つまらなかった。 今まで、バンド活動が楽しかったのは 仲間が居てくれたからだと思った。 自分が楽しさと喜びを覚えていたのは 『バンド』ではなかった。 仲間との『活動』の方だった。 そして、同時にふと思ったことが、 『これまでの 自分の楽しさを追求する時代は終わった。 これからは 誰かの喜びを追求する時代にしよう。』 なんとなく、ふと、そう思って 僕の人生のベクトルが 【自分が楽しむ】から 【誰かに喜んでもらう】 にシフトしていった。 それはキレイ事とか、偽善とか そーゆーことではなく、 僕の魂が喜ぶことは 誰かに喜んでもらうことだと 理解したからだった。 誰かに喜んでもらうことで 自分の内側が輝くことを 実感したからだった。 それは自分の楽しさを追求する以上に 深く自分の魂を満たす方法だった。 だから、2011年は僕にとって 【貰う人生】から【与える人生】に シフトするターニングポイントに なっていた。 それは今でも思う。 与えることを忘れると 僕は自分の輝きを忘れて行くけど、 与えて、誰かに喜んでもらうと 自分の内側が輝き出す。 与えていた方が人生は楽しいと 心から実感している。 もちろん、自分のために生きることは すごく、すごく、大切だし、 自分自身を大事にしてほしいと思う。 ただ、僕にとって、 誰かに喜んでもらうために 何かしらの貢献をしていくことが、 僕にとっての深い喜びになり、 僕の人生を楽しくすることになると、 2011年にバンド活動を通して 気付いただけだった。 自分を喜ばす方法、 自分の人生を楽しくする方法として、 【誰かを喜ばす】 という事をやり始めたって 感じだと思う。 人を心から愛している時、 相手が喜ぶ以上に、 自分自身の心が愛に満ち溢れる。 人に喜んでもらっている時、 相手が喜ぶ以上に 自分自身の心が喜んでいる。 相手に与えようと思う時、 自分の心は豊かである。 逆に相手からしてもらおうと思う時、 自分の心は貧しくなっている。 与えたい気持ちに溢れることで そして実際に与えていくことで 自分自身の心が最も満たされる。 そんな深い喜びに 2011年に気付いちゃったってことだね。 そーゆー喜びを気付くと、 『誰かのために生きる事も 悪くない生き方だなぁ。』 そう思えてくる。 人それぞれ、人生のテーマが違うから あなたがこの生き方を 選ぶ必要はまったくないよ。 ただ、僕にとって そうだったという話なだけだから(笑) でも、誰かに喜ばれる生き方は 自分のためだけに生きる道よりも、 とても尊い愛と喜びに出逢えるだろう。 今日もありがとうね。 いつも、ありがとう。 【自分を幸せにする事と 他人を幸せにする事、好きな方を選ぶ】 ⇒https://youtu.be/mlbkp_RVlIc
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