本当に大切なコトを見つけるために
- なるせゆうや
- 2023年1月3日
- 読了時間: 3分
【本当に大切なコトを見つけるために】
バンドをやっていた頃、
色んな音楽やアートに触れて、
より自分の感性を磨こうとしていた。
今まで聴いたことのない
音楽ジャンルを聴き漁ってみたり、
絵画を観に行ったりしていた。

そんな中で、
『これってむしろ、
アートなんじゃないか?』
と思う音に出逢った。
それが『自然音』だった。
雨の音、
波の音、
川のせせらぎ、
風で落ち葉が舞い上がる音、
そーゆー自然音の魅力に
僕は魅了されていった。
それらは音楽とは
言えないかもだけど
聴いていると心が落ち着いたり、
無垢な心になる気がして、
とても、僕の心に
深いリラックスを与えてくれた。
音楽の定義が
『音を楽しむこと』
なのであれば、
自然音は間違いなく
音楽と言えると思った。
そして、しばらくしてから
衝撃的な曲に出逢った。
あるピアニストが、
『無音』という曲を
創っていたことを知った。
正確な曲のタイトルは
忘れてしまったけど、
そのピアニストの曲は
確かに『無音』だった。
どうやら、ステージにセットされている
ピアノにマイクを立てていながら
曲をひかずに、
ただ、そのピアノの前で
静寂を感じている。
その時の音を
レコーディングしたらしい。
ピアノは弾いてないから
無音なんだけど、
その無音の中にも、
実は色んな音が聴こえていた。
ピアノのイスに座った時の
少し、きしむような音。
レコーディングマイクが拾う
『さー』という空気音。
それだけで『無音』という音楽を
発表しているアーティストがいることに
僕は衝撃を受けた。
でも、確かに
無音は最高のアートだと思った。
誰もが学校で習ったと思う。
『古池や蛙飛びこむ水の音』
この詩も、静寂の中で
カエルが池に飛びこむ音が響き、
その飛びこむ音がゆえに
静寂が強調されることを
表現している。
僕らは静寂を感じて、
時間が止まった感覚を味わう時、
何とも言えない心地よさや、
澄んだ気持ちになる。
静寂ほど、僕らの心を澄ませて、
心を研ぎ澄ませてくれるものはない。
それぐらいから、
僕は無音の魅力に惹き込まれていった。
一日中、音楽を聞きながら
生活していた僕が、
無音の静寂に
心奪われていった。
それはその無音や静寂に
心地良さを感じたからだった。
コレは心にとって
とても重要なことで、
『どうすれば
自分の心が心地よく感じるのか?』
に僕らは敏感になる必要がある。
そして、静寂を楽しめる人ほど、
心はシンプルになっていくので、
今まで見えていなかった、
色んなことに気付けるようになる。
いつも、You Tubeで話しているように
心をシンプルにするほど、
僕らは本当に大切なことに
気付くことができる。
心がゴチャゴチャしている人は、
それゆえに
頭も心もうまく整理出来ないから、
本当に大切なことに気付きづらくなる。
だから、僕らが
本当に大切なことに
気付いていくためには
心をシンプルにする必要がある。
そして、心をシンプルにするために
静寂を味わうことが
とても有効になってくる。
あなたにとって、
本当に大切なことはなんですか?
それを見つけるために
ぜひ、静寂を味わい、
自分の心を
シンプルにして行ってください。
いつも、ありがとう。
【シンプルに生きるとは減らすこと】
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