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心を支配するモノ

  • 執筆者の写真: なるせゆうや
    なるせゆうや
  • 2023年6月1日
  • 読了時間: 5分

【心を支配するモノ】


きっとこの話は


ブログでも動画でもしたことがない。




昔よく、一部の生徒さんにしていたけど


あまり話す機会がなかったから


それ以降、話していたなかった。





しかし、僕らが自然とする行動や


自然と選ぶ選択に


すごく影響を与えていることだから、


少し話そうと思う。





『僕らの心を支配するモノは何か?』




という話である。



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僕らはなぜ、その行動をとるのか?


僕らはなぜ、その選択をするのか?


僕らはなぜ、そう思うのか?






そういう僕らの心、


行動や選択を


決めているモノについてである。









例えば、あなたが大企業の平社員として


働いているとしよう。





特定の仕事において、


自分なりに考えて、



A案と、B案と、C案の中から


どの案を選ぶのか、


あなたは考えて、選択する。




そして、あなたは


A案が良いと思い、選択し、


行動していく。






A案を実行している最中、


部長がやってきて


あなたにこう言った。





『A案だと、部の方針と矛盾するから


変更して申し訳ないけど、


B案を実行してくれないか?』





あなたはA案を最高だと


思っていたけど




部長の指令なら仕方ないと思い、


B案に変更した。


そして、B案を実行していった。






しかし1ヶ月後に


役員会議が開かれて、


会社全体の新しい戦略と方向性が


設定された。





その時に設定された


会社全体の方向性に対して、


B案よりも、C案の方が


最適であることが明らかになった。




社長があなたに通達する。





『今、実行しているプロジェクト、


B案をC案に変更して下さい。



なぜなら会社全体の戦略に対して、


B案以上にC案が最適だからです。』






流石に社長からの通達ならば、


仕方がない。





あなたはB案を中止して


C案を選択し、実行する。











この話は、


面白いことを示唆している。







平社員であるあなたがA案を選択しても


部長がB案だと言ったら、B案になった。






部長がB案だと言っても、


社長がC案だと言ったら、C案になった。





つまり、会社においては


自分より立場が上の人が


選んだことが選択される。





平社員のレベルで何を望んでも、


それよりも次元の高い


社長のレベルで望んだことが


結果、選択されてしまう。








コレは会社において、


システム的に


そうなっているという話だけど





実は僕らの心にも


同じことが言える。






つまり、抽象度の低いレベルで


何かを選択しても




抽象度の高いレベルで


選択されていることに僕らは逆らえない。






つまり、脳や心というのにも


階層性があり、




抽象度の高いレベルも


抽象度の低いレベルも存在する。








会社において、


平社員、部長、社長、


という階層があり、



それぞれに抽象度の高さが違うように




心にも階層性があり、


抽象度のレベルに分かれている。








例えば、ある人の


脳の抽象度の高いレベルに



『私は優しい人です。』




というセルフイメージが


書き込まれていたとする。






この『私は優しい人です。』


という情報は、


脳の抽象度の高いレベルに


書き込まれているものなので、




その人にとって、


根本となる情報である。





さっきの会社の話でいうと


社長の命令のようなモノ。





社長が『優しい人になりなさい』


と命令したら、



平社員は自分がどう思おうと、


『私は優しい人』


という社長の命令通りに動く。







それと同じように、


その人の脳の抽象度の高いレベルに


『私は優しい人です。』


という情報が書き込まれている場合





その『私は優しい人です』


という情報は




その人にとって、


支配的な価値観になるから





例え、どんなに誰かに


イラッとしても




『私は優しい人です』


を維持してしまう。







一時的にどういう感情になっても


『私は優しい人です』


という情報が抽象度の高いレベルに


書き込まれているがゆえに、




『私は優しい人です』


という支配的な価値観に沿うように、


その人は行動してしまう。






仮に一時、何かの間違えで


怒ってしまったとしても、



すぐに『私は優しい人です』


という状態に戻ろうとする。







この話のように


僕らは脳の抽象度の高いレベルに


書き込まれている情報に


どうしても従ってしまう。






それは平社員が社長の命令に


どうしても従ってしまうのと同じ。








つまり、僕らは


脳の抽象度の高いレベルに


アプローチするように


自分を変えていく必要がある。







具体的な行動レベルではなく、




『自分はどんな人間で、


どんな人生を歩んで行き、


この人生をどんなモノにしたいのか?』






そういう自分の人生全体に


影響を与えるような


そういう方向性が決定されるから、




具体的な今日の行動が決まる。






人生全体の方向性は


抽象度の高いレベルである。




今日の方向性は


抽象度の低いレベルである。







人生全体という抽象度の高いレベルでの


方向性が決定されるから、





それに従うように


今日という抽象度の低いレベルでの


方向性が決定される。







つまり、『全体』が決まるから


『部分』が決定するのである。






『人生という全体』が決まるから


『今日という部分』が決まる。







『会社という全体』


の方向性が決まるから




『平社員の業務という部分』


の方向性が決まる。








すべての物事は


『全体』が決まることで、


『部分』が決まる。







だから、僕らの心においても、


『人生という全体を決める』ことが、


抽象度の高いレベルでの決定となり、




『今日の行動という部分』が


抽象度の高いレベルでの決定の影響を受けて


自然に決まってくる。









だから、重要なのは



『抽象度の高いレベルで


自分の脳を書き換えること』





である。






刹那的なことを決めるのではなく、


人生全体の方向性を決定することである。







だから、



『私はどんな人間になり』


『どんな人生を送り』


『どんな人生を創造していくのか?』






という本質的なことを


自分の中で見出すことが


何よりも大切なのである。








それが僕らの心も、


僕らのすべてを支配する


根本的なモノである。







今日もありがとう。





【人生は短い。ガマンしてる暇なんかない】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 

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