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全部まとめて、愛していこう。

  • 執筆者の写真: なるせゆうや
    なるせゆうや
  • 2022年6月20日
  • 読了時間: 4分

【全部まとめて、愛していこう。】 僕がバンドをやっていた頃、 スタジオでメンバーとギターのアレンジを 考えていたときのこと。 二人で、あーだこーだ 色んなギターのリフをつけては試していた。

メンバーと僕との間に ある共通の認識があった。 僕がギターのアレンジを彼に聞かせ、 『こんなのどうかな? ちょっとチープすぎるかな?』 とチープであることに 気にしている発言を僕がすると 『いや、そのチープさが 逆に良いんじゃないか?』 そんなリアクションが 彼から返ってきていた。 音楽をやる人間や、絵を描く人間、 取りたて 『芸術』 という道を進む人間には こーゆー認識がある。 『チープさが逆に良い。』 『歪さが逆に良い。』 『その不完全さが逆に良い。』 つまり、美しい曲だから 完成されるわけではなく、 歪さや汚れた部分も含めて そーゆー部分もあって その曲は完成される。 そーゆー価値感を持っていた。 それは人生は 嬉しくて、楽しいだけで 完成されるわけではなく、 人生は、嬉しかったり、 楽しかった、 悲しかったり、 寂しかったり、 そーゆープラスもマイナスも すべてが混在していることで完成する。 プラスも、マイナスもあるから、 人生は素晴らしい。 プラスも、マイナスも、あるから 人生は完成する。 そーゆー認識で いつも音楽と向き合っていた。 そーゆー認識で いつも人生と向き合っていた。 太陽が日をさせば、 日の当たる物の後ろには 必ず影ができる。 光が当たれば 必ず影が出来ている。 つまり、この宇宙には 光と闇は同時に生まれる。 光が生まれると同時に 闇も生まれている。 同じように、 この世界には 対局する2つは常に同時に存在する。 白が生まれることは 黒が生まれることとイコールであり、 強みがあるということは 弱みがあるということである。 誰かが自分の長所を見つけることは 本人は相対的に短所を持っていることを 宣言しているようなものである。 誰かを天才と呼べば 相対的に誰かはバカと言える。 つまり、天才が生まれると同時に バカも生まれている。 それは光と影の話と同じ。 光がさせば その瞬間に影が生まれるように 天才が生まれることは その瞬間にバカが生まれることになる。 逆説的に言えば、 バカがこの世界に存在してくれなければ 天才はこの世界に存在できない。 冷たい人がこの世界に存在してくれなければ 温かい人はこの世界に存在できない。 だから、この世界に バカがいることも、 冷たい人がいることも、 実はすごく、すごく、大切なこと。 生徒さんにこんな人がいる。 『私は本当にポンコツでバカだから 本当にみんながすごくて、 頭がよく見える。 だから本当にみんなを尊敬しちゃう。』 その人は自分がポンコツであるがゆえに たくさんの人を尊敬して、 たくさんの人を褒めて生きている。 心からみんなを尊敬し、 褒めている。 でも、そーゆー人が居てくれるから 周りの人は、どんどん自信を持ち、 どんどんすごくなっていく。 つまり、この世界に すごい人が生まれることができるのは 間違いなくポンコツの人たちが 彼らを尊敬し、褒めていたからである。 だから、実はポンコツが居なければ すごい人は世界に生まれない。 『すごさ』と『ポンコツさ』は この宇宙に、同時に生まれる 表裏一体のモノ。 だから、対局するプラスとマイナス、 対局する光と影、 対局する白と黒、 それは常に両方が必要で 両方が存在すべきなのである。 この世界は美しい。 この世界は汚れている。 だから、この世界は素晴らしい。 私は強い。 私は弱い。 だから、私は素晴らしい。 私はすごい。 私はポンコツ。 だから、私は素晴らしい。 私は光。 私は闇。 だから、私は素晴らしい。 人生は嬉しい。 人生は悲しい。 だから、人生は素晴らしい。 世界の全ては 拒むものなど一つもない。 美しさも汚れも、 すべてがあってこの世界は完全である。 あなたのすべては 否定するものなど一つもない。 プラスもマイナスも、 すべてがあってあなたは完全である。 この人生のすべては いらないものなど一つもない。 喜びも悲しみも すべてがあって人生は完成する。 だから、全部まとめて 愛していこう。 全部ひっくるめて、 大切にしていこう。 必要なんだよ。 弱さも、未熟さも、 マイナスも、闇も、 だから、あなたのすべては どんな側面であっても、 どんなに弱くても、 どんなに未熟でも、 それがあなたの大切な、大切な、 かけがえのないあなたの魅力なんだよ。 全部まとめて、 愛していこう。        

【あなたはそのままで良いんです。】  

 
 
 

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