今みえるモノ。今できる事。
- なるせゆうや
- 2023年3月23日
- 読了時間: 5分
【今みえるモノ。今できる事。】
僕は昔から、
この考え方が染み付いてる。
これが良い考え方なのか
分からない。
そして、この考え方が
あなたにとって良い考え方なのか
それも分からない。
でも、僕にとって
すごく大切で、
大事にしている価値観がある。
それは
ーーーーーーーーーー
今、目の前にいる人を
愛せなければ、
きっと本当に大切な人も愛せない。
ーーーーーーーーーー

この考え方があるから、
出来るだけ、
自分の注げる限りの
愛をみんなに注ごうと思っている。
もちろん、完璧に
出来るというわけではない(笑)
ただ、完璧にできなくても、
そういうスタンスで居ることが
すごく大切だと思っている。
きっと、今、目の前に居る人を
ちゃんと大切に出来れば、
本当に愛すべき人のことも
大切に出来ると思っている。
少なくとも、
そういうスタンスで
生きることで、
より大切な人を
心から大切にできるように
近づいていけると思う。
同じ考え方で、
『今日』という一日についても
同様のスタンスを持っている。
ーーーーーーーーーー
今日という1日を
より良い1日に出来なければ
人生もより良いモノに
していくことは出来ない。
なぜなら人生は
今日という1日の積み重ねで
出来ているから。
素晴らしい今日を積み重ねることで
素晴らしい人生になっていく。
ーーーーーーーーーー
当たり前だけど、
今日という1日に
全力を出せない人が、
人生に全力を出せるはずがない。
マザー・テレサも言っていた。
ーーーーーーーーーー
あの時、はじめてスラムで
一人の人を救い上げていなければ
今までの救い上げてきた
何万人の人々は
きっと居なかっただろう。
ーーーーーーーーーー
マザー・テレサにとって
一人の人を救う小さな行動が、
結果的にあれだけ大勢の人々を救い、
世界中に感動を
与えることができた。
しかし、マザーは
世界中に感動を与えるビジョンなど
描いていなかった。
何万人の人々を救おう!
という未来のビジョンが
あったわけではない。
ただ、目の前の人を
助けたかっただけだった。
そして、余裕があれば
もう一人、助けたかった。
その一つ一つの小さな行動の結果、
世界中に感動を与え、
何万人の人々を助けることに
結果的に繋がっただけ。
つまり、マザーは
目の前の事に
全力で生きていただけだった。
よくよく考えたら、
そういう小さな行いが
本質的にとても大切だと感じる。
どんなに
『世界中の人々に愛を届けよう』
と壮大なビジョンを描いても
隣にいる家族や恋人に
愛を届けられない人が、
世界中の人々に
愛を届けられるはずがない。
世界中の人々を幸せにしよう!
と壮大なビジョンを描いても
自分自身を幸せにできない人が
周りの人を幸せに出来るわけがない。
もちろん、未来に
理想のビジョンを描くことは
大切だし、
むしろ、遠慮なく、
ビジョンを描いてほしい。
ただ、そのビジョンがあっても、
僕らがやるべきことは
『今』にしか存在しない。
そして、『目の前の人』
にしか存在しない。
『今、どうなりたいか?
どうして行きたいか?
そういうビジョンってある?』
僕は以前、
とある女の子に
この質問をした。
彼女は少し考えて、答えた。
『ん〜。とにかく安心したい。
悩まずに生きていきたい。』
それが彼女の今の望みであり、
欲しい結果だった。
そして、僕は答えた。
『じゃあ、安心するために
そして悩まない生き方をするために
今、出来そうなことを全部やろう!』
彼女は本当に安心したいと
思っていたから、
できそうなことは全部やった。
音楽ワークをやった。
ありがとうワークもやった。
散歩もした。
掃除もした。
読書もした。
今、出来そうなことを
すべて習慣にして行った。
そうやって彼女は
『今できそうなことを全力でやる』
というスタンスをとったから、
みるみる心の状態が良くなった。
そして、しばらくして
僕はもう一度、彼女に質問した。
『今、どうなりたいか?
どうして行きたいか?
そういうビジョンってある?』
彼女は安心の気持ちや
悩まない心を
手に入れることが出来たから
次のビジョンが生まれていた。
『今の仕事でもっと成果を上げたい!
もっと良い仕事をしたい!』
彼女は心に余裕が生まれたので、
さらなる高みを目指す
自らの望みが生まれていた。
彼女は接客業をしていたので、
人とのコミュニケーションにおいて、
出来そうなことを全部やった。
・相手の話をしっかり聴くこと
・相手の良い部分を誉めること
・相槌をうつこと
・相手に喜んでもらえることを考え、
それを実行すること
彼女は今できそうなことを
とにかくやってみた。
そして、お客様との関係を
どんどん良くすると同時に
一緒に働いている仲間に対しても
そのコミュニケーションを
活かしていった。
そしたら、彼女の人間関係は
どんどん良くなり、
職場でみんなから
信頼されるリーダーになっていった。
彼女は『今できること』に
集中して生きていた。
そしたら、以前に望んでいた
『仕事で成果を上げる
もっと良い仕事をする』
をいつの間にか実現していた。
釈迦の言葉に、
こんな言葉がある。
ーーーーーーーーーー
過去を追ってはならない。
未来を待ってはならない。
ただ、今というこの瞬間を
懸命に生きなければならない。
ーーーーーーーーーー
僕は個人的に
この言葉をとても気に入っている。
どんなに過去を懐かしんでも、
どんなに未来を望んでも、
僕らは『今』を
より良いモノにするしかない。
僕らは『今』を幸せに生きたい。
僕らは『今』を充実させたい。
僕らは『今』を最高にしたい。
僕らは『今』に満足したい。
『今日』という1日が
心から良い一日だったと言えなければ、
きっと未来も
良い一日を創ることは出来ない。
今日を最高にできない人間が
どうして未来を最高にできようか?
逆に言えば、
今日を最高に出来るならば、
きっと未来も最高にできるだろう。
自分自身のことを心から
愛することができない人間が
どうして他人を
心から愛することができようか?
自分自身を心から愛し、
自分自身を心から大切にして、
その自らの胸に宿る
輝かしい愛情が常に溢れていなければ
それを他人に
与えることはできない。
だから、僕らは
『今』を『今日』を、全力で生き、
そして、『目の前の人』『自分自身』を
愛することから始める。
マザー・テレサのように
その小さな行いが
積み重なって
1日1日を、
一瞬一瞬を、
素晴らしいモノに
していくことができる。
『あなたが今、
望んでいることは何ですか?』
それが分かれば、
もうそれで充分。
そのために今できることを、
全部やっていこう。
そして、今日という1日を
本当に充実したと言える
素晴らしい1日にしていこう。
いつも、ありがとう。
【今という生き方。
どんな未来がやってきても。】
コメント