top of page

僕の家族

  • 執筆者の写真: なるせゆうや
    なるせゆうや
  • 2022年6月10日
  • 読了時間: 4分

【僕の家族】


僕は岐阜県の小さな街で


自営業をやっている家庭に生まれた。



ree



兄と姉を持つ、末っ子。



元々、両親は自営業で、


お祖父ちゃん、おばあちゃんも、


自営で店を持ったり、


経営していたから、




みんな仕事に忙しくて、


僕はかなり放ったらかしに育てられた。






『夜になっても、悠也がどっか行って


帰ってこない!!』




なんて、言われたことは


良くあることだった。





逆に両親も祖父母も、


毎日働いているので、


たまに仕事のお手伝いをしていた。




今思うと、


5歳ぐらいの子供が


ガソリンスタンドで、


給油をしたり、


お客様の灰皿をキレイにしたり、



そーゆーことを許してもらえていたのは


むしろ、有り難かった気がする。




僕は


『働いて大人の仲間入りをしている!』


って気分だったけど、




父やお客様からしたら、


温かく見守りながら、


僕を育ててくれていたのだろう。




5歳の僕は


お客様や周りの人からすれば、



『ガソリンスタンドの


かわいいマスコットキャラ』



として、愛されながら


見守ってもらえていたのだと思う。






何不自由のない環境で


育てられたように思えるかもだけど、




幼い頃の僕、


そして、僕の家庭にも


問題はあった。





僕のお祖父ちゃんは


とても厳しい人だった。





言うことを聞かなかったりすれば


怒られてゲンコツをよく貰っていた。




幼い頃はとにかく怖くて


お祖父ちゃんを


避けるように暮していた。






大きくなってから僕は冗談交じりで、



『お祖父ちゃんは


成瀬家のヒトラーだね!』



と、少し面白く、


お祖父ちゃんの本質を表していた。





幼い頃は怒られたり、


お祖父ちゃんが怖かったりした。




お父さんも、お兄ちゃんも、


お祖父ちゃんとの関係は


うまく行ってなかった。





つまり、僕らの家庭の問題は


『お祖父ちゃん』が中心にあって、




そこから自然に流れ出る問題として



『人間関係』


『自由と束縛』



そーゆー問題があった。





僕はどちらかというと


怖くてお祖父ちゃんの言うことを


よく聞いていた孫だったから、



お祖父ちゃんとの関係は


唯一うまくやっていた存在だった。




でも、基本は怖かったから、


避けながら生活していた。




でも、お父さんとお兄ちゃんは


よくお祖父ちゃんと衝突していて、


その問題は絶えなかった。






そーゆー色んなことがあった子供の頃から


もう、何年たっただろうか。




僕は今、自然とお祖父ちゃんへの感謝や


お祖父ちゃんを尊敬したり、


愛おしく想う気持ちに溢れている。




そんな自分がいることにも


驚きながらも、


お祖父ちゃんを、愛せていることに


僕は喜びを感じている。






我が家の問題だと思っていた


『人間関係』や『自由』に関する問題は



じつは問題ではなく、


僕が大切なモノを思い出すための


神様からのギフトだったと実感した。





そーゆー家庭環境で育ったから、


僕は人を愛することを学んだ。


誰かの存在に感謝することを覚えた。





昨日も気がついたら、


自然と母にこう伝えていた。


ーーーーーーーーーー


『18歳の頃、お母さんが病院に運ばれて、


お母さんが


居なくなっちゃうんじゃないかという


不安に駆られていた。




そーゆーことがあったから、


今こうやって、お母さんが何事もなく、



健康で、元気で、


毎日を生きてくれているだけで


どれだけ有り難いのかを


すごく感じているよ。



今日も、元気で健康で、生きててくれて


本当にありがとうね。』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





我が家にあった色んな問題は


僕が人を愛することを教えてくれた。



居てくれるだけでどんなに有り難いかを


僕に教えてくれた。




今、お祖父ちゃんを


心から愛せていることも、



母に心からの感謝を


伝えることができることも、




この家庭で生まれたから、


味わうことができた。





この家族の人間関係の問題の裏には


僕が感謝に満ち溢れたり、


愛に満ち溢れる、


そーゆーギフトが隠れていた。





昔とは違い、


今こうやって、


お祖父ちゃんを心から愛せている


自分でいられることが本当に嬉しい。





母に心からの感謝を


ちゃんと伝えられることが本当に嬉しい。




そして、家族みんなを


尊敬して、愛していられることが


本当に嬉しい。





僕はこの家族に生まれて、


本当に幸せだと思っている。





大切なことを学んだよ。




今、忘れたくない


大切な想いを胸に宿せているよ。





今、みんなを好きで居られるよ。





そして、こんなにも素晴らしいギフトを


僕の人生に与えてくれた


神様からのギフトに感謝してるよ。





大切なモノを受け取りました。



この大切なモノを


いつも忘れずに


胸に宿して生きていくよ。




ありがとう。



本当に、ありがとう。






【私達は無条件で愛されている】


 

 

 

 




 
 
 

コメント


記事: Blog2_Post

©2020 by なるせゆうや。Wix.com で作成されました。

bottom of page